永く愛される伝統と、
豊かな味わいを後世へ
西日本の最高峰である石鎚の嶺から流れ出た真清水が流れ込む、瀬戸内沿岸の海苔の名産地伊予西条で、香味と風味と栄養の高い海苔とともに百年の春秋を重ねてきましたのがフタワ印味附海苔です。
日本の食文化に彩と華を添える海苔の伝統を未来永劫に伝承すべく、確かな目利きで上質の海苔を選び抜き、厳選された素材から丁寧に手作業で味附の出汁を煮出し、加工・出荷するまで、すべて自社で一貫製造しています。大正十年の創業以来、海苔への一途な思いとともに歩み続ける「フタワ」の商標マークは、当社の頭文字と四国の地形を表現し、食卓の団らんの輪への思いを込めたものです。
これからも変わらないものを受け継ぎ、末永く日本の食卓に愛される味わいをお届けします。
今も、昔も変わらない
手から届ける
まごころ込めた海苔づくり
西条市の位置する愛媛県東予地方の海苔養殖の歴史は古く、徳川時代(天保12年 / 1841年)に、9代目西条藩主の松平頼学(よりさと)候に献上したのが始まりと言われています。干満差3.8mの全国的にも稀な好漁場では、主力の黒海苔だけでなく、青海苔の生産でも有名です。
私たち四国海苔は、すべてが手作業だった昔も一部機械化された今も、「お客様に喜んでいただきたい」という思いは変わりません。ひとつひとつ、丁寧に、手作業で。これが私たちのスタイルです。
原料は、風味が良く、口どけの良い乾のりを全国各地から厳選しております。産地ごとに特徴も異なり、用途に合わせてお楽しみいただけます。
タレづくりも、創業から現在に至るまで一貫して自社生産の手づくりにこだわっております。タレに使う素材は、愛媛県産の煮干し・干し海老、北海道羅臼産の昆布といったこだわりの素材を使用。石鎚山系の天然地下水、「うちぬき」との相性は抜群です。
じっくりと時間をかけて煮出して取れたタレを、一定時間優しく寝かせることで、より深い味わいとコクが生まれます。甘味料も自然由来のものを使用しており、安心して召し上がっていただけます。プレミアムな海苔にふさわしい職人の味です。
愛媛県産煮干し
愛媛県産干し海老
北海道羅臼産昆布
石鎚山系の天然地下水
四国海苔の品質
全国各地から良質の原料を仕入れる当社。良質な海苔でも、産地・時期・摘み取り回ごとに品質は異なるので、社長自ら、一枚一枚炙りながら丁寧に品質を見極めます。焼色が良く風味豊かな海苔は「焼のり」に、しっかりとした海苔は「味付のり」に、口どけが良くほんのりとした甘みのある海苔は、そのまま手を加えず生で「乾のり」に。
「青のり」についても、風味と香りが良く、色合いの美しい原料を全国から選りすぐります。品質に対する想いと、海苔への愛情、より良い商品を追い求める情熱こそが、四国海苔の伝統と品質を守っています。